ヨーガ
ヒンドゥー教の修行としてヨーガが挙げられる。ヨーガは『心身の鍛錬によって肉体を制御し、精神を統一して人生究極の目的である「解脱」に至ろうとする伝統的宗教的行方のひとつである。』。ヨーガの特徴のひとつである結跏趺坐するスタイルはインダス文明の印象にも刻まれており、かなり早い時期から実施されていたと考えられる。ヨーガの経典には5世紀の「ヨーガ・スートラ」があり、沈思瞑想による修行は日本の仏教の「禅」につながっている。また身体を鍛錬するヨーガは、13世紀に始まる「ハタ・ヨーガ」と呼ばれる流派であり、現在日本で行われている「ヨーガ教室」等もこの流派に入る。
ヒンドゥー教はキリスト教やイスラム教のような、特定の開祖によって開かれたものではなく、インダス文明の時代からインド及びその周辺に居住する住民の信仰が受け継がれ時代に従って変化したものと考えられている。したがってヒンドゥー教がいつ始まったかについては見解が分かれている。
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インダス文明(紀元前2,300年?1,800年)のハラッパーから出土した印象には、現代のシヴァ神崇拝につながる結跏趺坐した行者の絵や、シヴァ神に豊穣を願うリンガ崇拝につながる直立した男性性器を示す絵が見られる。しかしインダス文明の文字は解読できていないので、後代との明確な関係は不明である。
ヴェーダはインドで最古の聖典類である。最も古い「リグ・ヴェーダ」は紀元前1,200年から1,000年頃にインド北西部のパンジャブ地方でアーリヤ人によって成立したと考えられている。